太郎は虎の威を借りていません
みなさん、こんにちは。
江川太郎左衛門でございます。
よく、
「オレ、生田斗真とダチだからぁー」
とやたら有名人の名前を挙げ、実際は一度しか会ったことがなく、しかも一言ぐらいしか話さなったのに、それをエサにご婦人を口説く紳士を見かけます。
みなさんの周りにも、そんな人がいませんか?
しかし、私は違います。
私のダチは徳川斉昭(徳川慶喜の父ちゃん)と日本について熱く語り、
みなさんが大好きな一万円札でお馴染みの福沢諭吉殿は、私をリスペクトしていました。
そんなことを言うと、前述したように「生田斗真とダチだからぁー」と言っていた者と変わらないんだろう、とツッこまれてしまいそうですが、その証拠として、彼らが遺した文章に私のことが書いてあります。
嘘だと思うなら、ググッてみて下さい。
しかし、こんな大物の名前を出しておいて、「お前のことなんて知らねぇよ!虎の威を借りるキツネじゃねぇか!」と言われそうな気がします。
ちがいます。
むしろ、虎の威を借りていたのは、あっちのほうです。
本当です。
私は戦前まで学校の教科書に載っておりましたが、とある事情で削除されてしまいました。
この話は長くなりますので、またの機会に。
なにせ、盛らないのが太郎のモットーですから。
ではこれから、徳川斉昭殿とつぼ八·あの世店で呑んで参りますので、今日はこの辺で失礼いたします。
どなた様も素敵な夜を過ごせるようにお祈りいたしております。
では、また。